田中将大投手が被災地訪問
24日、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手(28)が、東日本大震災で津波の被害を受けた仙台市岡田小学校で、児童との交流を図りました。この日訪れたのは、田中投手のほか、古巣東北楽天の後輩投手である則本昂大(26)、辛島航(26)、釜田佳直(23)、松井裕樹(21)です。
4~6年生とはキャッチボールをして遊び、楽しみました。「楽天で一番楽しかった試合は?」という質問が児童から飛ぶと、「2013年のリーグ優勝を決めた試合」と回答。ほかの児童からも質問が飛び交い、田中投手はひとりひとりとのおしゃべりを楽しんでいる様子。昼休みには、1~3年生の児童と教室で机を並べ、給食の時間を過ごします。一緒に給食を食べながら、談笑する投手たち。普段は、テレビの前でしか見ることのできないプロの選手を目の当たりにし、児童たちも嬉しそうな様子だっとようです。このように、全193人の児童と時間を共にしました。
児童へ向け、田中投手は「この先、震災のことを知らない子たちもでてくる。自分たちが経験したことを、みんなで下の世代の子たちに伝えていってほしい。」とメッセージを送ったそうです。訪問を受け、4年生の児童は、「初めて選手たちを近くで見て、体格が良くてかっこいいと思った。震災の経験を僕たちで伝えていきたいと思う。」と話したとの事。
今回の被災地の学校訪問は、田中投手自らが希望し実現したものです。「一言でいえば、楽しかった。震災は風化させないことが大切。時間が許す限り、これからもこういった活動を続けていきたい」と述べました。則本投手は、「子供たちが夢を持つことの大切さや、夢は頑張れば叶うということを感じてくれたら」と語っています。
0コメント