ボランティア保険の性質
ボランティア保険をご存じの方は少ないと思います。私、水田昌宏のように支援活動を行っている人にとっては馴染みのある保険ですが、恐らく支援活動に興味のない方ややったことのない方だと耳にするのも初めてかもしれません。どのような保険なのかということですが、ボランティア活動をしているときには活動中にケガを負ってしまうこともあります。特に被災地での支援活動ではケガをすることはよくありますし、もしかすると誰かにけがを負わせてしまうかもしれません。
ボランティア活動を行う上でケガや誰かに傷を負わせてしまうような不安を抱えていては何もできません。そこでボランティア保険の出番です。全国社会福祉協議会が提供している保険で、市民活動センターなどに登録して活動を続けている支援団体が対象となっています。本人のケガはもちろん熱中症や食中毒などにも補償が行われますから入っておいて損はありません。何の不安もなく活動できるのは魅力的ですし、本格的な支援活動を始めたいのなら加入も検討してみましょう。
ただ、この保険は個人を対象にしているわけではなく、あくまで団体が加入するという形になります。そのため、これから支援活動を始めたいと思っている方はこの保険に加入している団体を探すということになるでしょう。公式ホームページに保険へ加入していることを明記しているような団体もありますが、そういったことを何も記載していないところもありますから、直接問い合わせてみることです。また、地域の社会福祉協議会に問い合わせれば保険に加入している支援団体を教えてもらうことができます。安心して活動ができるよう、保険に加入している団体を見つけて所属してみましょう。
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